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機関誌「盛和塾」第138号

 機関誌「盛和塾」第138号を読みました。

 塾長理念は「エネルギーを部下に注入する」。この言葉は聞いただけで、耳が痛く、自分では全くできている気がしません。「リーダーが情熱を込めて部下にプロジェクトの意味や目標について話し、彼らの士気を自分と同じレベルにまで高めることができれば、成功させることは可能になります。」とありました。「プロジェクトの意味や目標について話し」というところは、ある程度としか言えませんが、やっているつもりです。しかし「情熱を込めて」が圧倒的に足りないかもしれません。気恥ずかしかったり、聴く側の冷ややかな対応に負けてしまったりでなかなかうまくいきません。しかしながら、こうやって書いてみると、情熱を込めることができない理由って、大したことないんですよね。そんな程度のことができないのであれば、経営者なんてやっても仕方がないということでしょう。

 塾長講話のテーマは「リーダーとして目標をいかに実現するか」。「すばらしいリーダーとは、強く気高い思いに裏づけられた、その集団の『あるべき姿』あるいは『理想的な目標』を描ける人です。(中略)社長であればその会社全体の『あるべき姿』を描ける人でなければなりません。」とありました。「あるべき姿」はやっぱりドライバーという職業の社会的地位向上です。労働環境の改善と収入のアップを目指していくしかないのですが、それを果たすにはしっかりとお客様に認められる仕事をしなければなりません。このご時世で、ドライバーという仕事の重要性が世間に浸透しているのはありがたいことですが、これを追い風と考えてあれこれ動くのではなく、時世にとらわれずしっかりと仕事が評価されるように努めていきたいと考えています。

 客先回りをして注文を取ってきた場合に稲盛塾長は「出張から帰ってきた私は、『こんな注文を取ってきた』と言って、従業員たちに安易に渡すようなことはしていませんでした。(中略)商談の様子をこと細かに手に取るように話していきました。」とありました。塾長に限った話ではなく、社長だからということでもなく、営業担当であれば全員こうしなければならないでしょう。現場と営業はぶつかることが多くありますが、現場がなければ仕事は回らないし、営業がいなければ仕事がなくて困るというお互い様の気持ちをもっていないとぶつかることになるのでしょうね。ですから、商談の様子とこと細かに説明するだけでなく、実際に現場に入って、不測の事態にどう対応していくのか、営業の見極めが甘くなかったのか、現場の完全が足りないのかなど、仔細に仕事の内容を把握していく必要があるとおもいます。

 塾生の発表の中で「(塾長の話を聞いて)自分の判断は間違っていなかったと、安堵することができました。」とありました。こういう話は結構聞くし、また、残念ながら「それはフィロソフィに反する」みたいなことを、塾生同士で批判しあうような話も聞いたことがありますが、フィロソフィは過去の自分を安心させるためのものでもなく、まして他人がそれをできていないからと言って責めるためのものでもなく、自分が目指すものであり、それ以外のもではないと思いました。いや、過去は変えられませんから、善いものと考えるのはそれはそれでよいと思ういますが、私自身はとにかく目指すというところ、これからの努力に焦点を置いていきたいと思いました。