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忘れないうちに観劇日記

いやー、久々にこんな芝居(ミュージカル)見ました。よくない方向で。

自分が昔やった、ふしぎ遊戯の舞台を思い出すようでちょっと胃が痛かったですが。

詳細はあえて書きませんが…。

キャパは最大170程度のホール。張り出しがあったので実質150あるかないかくらいかな?

内容は、最近よくある事務所系エンタメミュージカル。SF・殺陣・ダンス・歌・プロジェクションマッピングとまあよくこれだけ詰め込んだなという感じ。

チケット代はやや高め。気軽に見にいこうという金額でないのは確か。特典付プレミアム指定席と一般自由席の2種類のチケットで、当日精算もしくは事前振込のスタイル。

役者さんは、そつなく頑張ってた。殺陣のキレはイマイチな人もいたけれど、総じて特に違和感なく見られるくらいには仕上がっていた。

問題はテクニカル面。

まず受付。

ロビーがある劇場で30分前開場。普通ならロビー開場が1時間前でそれと同時にチケット発券がスタート、30分前にドアオープンで入場。

ところが30分前まで建物にすら入れず、30分前になってようやく受付スタート。指定と自由の両方あるのに制作はたった3名。しかもチーフが誘導に回っていて、予約処理してるのがあからさまに慣れておらず、券種や支払いも理解していない人。当然手間どり1名発券するのに1〜2分かかってるという異常事態。

しかも建物外で並びの誘導案内を一切していなかったので、間際に来たおっさんおばさん団体が平気で割り込んでいくという。

さらに発券されたあとに指定席と自由席を分けてロビーで溜めてる。もはや意味不明。

先頭から10番目くらいだった自分が会場に入れたのは約10分後。そして開演予定5分前になってもまだ客席の半分も埋まっていない。(満席予定とアナウンスしていた)

そして音響と照明と映像。

音響は間接的に知ってる人。

出音はローに締まりがなく過剰気味であまり心地よい音ではなかった。本番は特に殺陣を中心にタタキミス連発、マイクボリュームも微妙・リバーブ足りない・ディレイなしで歌ってる人がかわいそう。Mレベルも迷いながらオペしてるのが見え見えで、セリフとかぶってる場面ではセリフをかき消し、歌ってる場面ではオケが小さすぎたり…。

照明は大ミスなく進んだという感じでしたが、見せ灯体のLED丸見えはやっぱり気になってしまう。これは好みだろうか。あと映像の表現を完全無視してる感はあった。

映像は「プロジェクションマッピング」と言っていたが実態は背景画をずっと投影しているだけ。もちろん魔法攻撃的な役者の動きと音に合わせて…という場面もあるけれど、プロジェクションマッピングって言っちゃダメでしょ、これは。

プロジェクターはそこそこの機種だったように見えたけど、それでも圧倒的な明るさ不足。そしてホリ幕でピントをとってるから、可動式パネルに投影した時にまるでピントが来ていない。そこに映像ガン無視の照明チームの白LEDムービングとか照射されているから猶更かわいそう。

脚本。

言うまでもなく、よくあるエンタメ作品。あれもこれもやりたくて全部詰め込んだら3時間になっちゃったから、こことあそこを削って無理やり2時間以内に収めました!感が丸見えで、正直何も感じなかった。ミュージカルと言うには歌が少なすぎるし、殺陣も取って付けたようなものだし、映像効果も必要だったのか?と思う。

目的のための手段ではなく、手段が目的になってしまったようにしか見えなかった。

今回は知り合いの出演者から招待券を頂いたので見に行ったものの、これはお金払って見ていたら暴動ものです。

技術チームの時間なかった感はひしひしと伝わってきたので、そこはあまり責めないですが、それでも受付のひどさは我慢できなかったのでアンケートに書いてしまいました。

あれがプロの演劇・ミュージカルなんだと思われてしまうととてもかなしいです。もっと小規模な小劇場演劇の方がよっぽど良いものを作ってます。

まあどうせ出演者のファン向けのステージな訳で、そのへんは何も考えていないのでしょうね…残念。